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嫌気性ネジの緩み止め剤の種類・特徴・使い方

嫌気性_ネジの緩み止め_アイキャッチ

今回は、ネジの緩み止めの方法として、【嫌気性のネジの緩み止め剤】の使い方をご紹介します。

ネジは、必ず緩むものです。締められるのだから、逆に緩むのは当たり前ですね。

その緩みのスピードを遅らせるものとして、普通に思い当たるのは、緩み止め機能の付いたネジを使う事だと思います。

例えば、Uナットとか、ナイロンナットとか、ハードロックナットとか、基本的にナット系です。

[ナット系で緩みを止めたいならコチラの記事をどうぞ!]

詳しく見る!緩み止めナットには、再使用可能回数がある。緩み止めナットの選び方。

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でも、これだと専用のネジを使用しなければならないので、今ついているネジの緩みを対処できるものではありません。

そこで登場するのが、接着系の緩み止め剤です。ネジに塗布して、ネジ込むと接着されて緩みに対処できるというものです。

代表されるのは、ロックタイトのネジロックや、3Mのスコッチ・ウェルドとか、スリーボンドのネジロックとかでしょうか?ほかにも種類がありますが、好みや、強度の違いは有るにせよ、基本的に用途や機能は同じです。

という事で、

今回は、一個もっていると非常に便利な、ネジの緩み止め剤に関して書いてみたいと思います。

 

ネジの緩み止め防止剤とは?

ネジの緩み止め防止剤は、『どんな原理で緩み止めできるの?』・『どんな場所に使えるの?』・『どんな種類があるの?』というのを具体的に書いていきます。

 

ネジの緩み止め剤が固まる原理

どのメーカーの緩み止め剤でも、大体は、嫌気性と書いてあります。空気を嫌うので嫌気性です。

その意味はというと、空気を遮断すると固まる性質があるという事です。そのため、そのままだと固まりません。ネジに塗布して、ナットまたは、タップが立っている部品にネジ込む。すると、ここで空気が遮断されるため固着が始まります。

あと、必要なのは金属と接触していること。なので、一部の例外を除いてはプラスチックには使用できません。金属と接する事+空気が遮断されることで、反応が始まり緩み止め効果が発揮されるのです。

また、金属によっても反応強度が異なります。強度は、金属が反応しやすいほど上がります。なのでサビやすい状態の金属ほど強く固定できます。むき出しの鉄が一番強く、それにメッキをかけたものは、反応が鈍ります。

 

あくまで参考資料

素材別の緩み止め強度を強い順に書いておきます。

鉄(メッキ無)⇒アルミ⇒ステンレス⇒真鍮⇒鉄(亜鉛クロメートメッキ)となります。

鉄の素地と比較するとステンレスで、約半分の強度となります。

 

ネジの緩み止め剤は、どんなとこで使えるの?

緩み止め剤の反応を起こすには、金属と空気の遮断が必要だと書きました。

なので、金属と金属のネジ部の緩み止めに使用できます。バイクや車の振動部分は特に、ネジの緩みが発生しやすい箇所です。このような箇所には最適だといえます。ただ、塗装がされているネジ部は、反応が起きにくいので注意が必要です。

自分の場合は、バイクのスタンド部が、何度締めても緩んでしまうので使用しました。この時も、ネジ部の塗装や油分を除去してから使用しました。それからは、緩んでいません。

 

ネジの緩み止め剤には、どんな種類があるの?

まず、強度です。各メーカーで呼び方が違いますが、低強度中強度高強度の3種類程度はあると思います。

ここで注意したいのが、低強度と中強度は緩みを遅らせるという、緩み止め効果を狙ったものです。それに対して、高強度は、永久固着タイプとも言われ、基本的に取り外しができない、接着タイプとなることです。

永久固着タイプであっても、衝撃を与えたり、熱を加えたりすれば外す事はできますが、永久固着という、たいそうな名前を名乗っているだけに強力です。取り外せるのがメリットのネジなので、考えて使った方がよいかと思います。

 

次に液剤の種類です。

一番メジャーなのは、液体タイプです。自分も、このタイプを使用しています。液体タイプにも、粘度の違いで何種類かありますので、好みで使い分けます。

粘度で、注意が必要なのは、ネジを締める前か、すでに締まっているネジに使用するのかという事です。手元にネジがあって薬液を塗布できるのであれば問題はありませんが、すでに締結されている部分に使用する場合は、締まっているネジに流し込むイメージの、浸透タイプを使用する必要があります。

どんな場面で使用するのかによって、薬剤が変わってきますので注意が必要です。ただ、ネジに塗布してから、締結するタイプの方が、緩み止めの効果は、高い事が多いです。

3M_嫌気性接着剤

3M_定番の液体タイプ

ロックタイト_嫌気性_スティック

ロックタイト248_スティックタイプ

ロックタイト_嫌気性_テープタイプ

ロックタイト249_テープタイプ

このほかに、ステックタイプがあります。イメージ的には、リップスティックみたいな感じです。液だれが無いので、塗りやすいのが特徴です。

あとは、ごく少数派ですが、テープタイプもあります。これはネジに巻き付けて使用するタイプです。

特に、使い分けで、これといった、こだわりや理由がないのであれば、無難に液体タイプをオススメします。液体タイプであればメーカー・強度・粘度も選び放題ですし、価格もこなれています。

 

ネジの緩み止め剤の使い方

使い方は、非常に簡単です。


  • ネジのナット固定される部分に薬剤を塗る

    ネジ部に緩み止め剤を塗っている画像


  • 取り付けるものを嵌める

    締結部を設置した画像


  • ナットを締め付ける

    ナットを締め付けた画像


以上です。もちろん取付物を設置してからネジ部に薬剤を塗布してもOKです。ネジ部に少しずつ薬剤を出すと、表面張力で、ネジ山に吸い込まれていきますので、垂れがなく、塗布できます。

今回は、ナットで締結しましたが、メネジ部分に施工する時も同じです。オネジに薬剤を塗布して、メネジに締め付ければOKです。

すでに、締め付けてある、ネジに対しては浸透性の緩み止め剤を使用するのですが、できれば一回、取り外して塗布したほうが良いかと思います。

 

まとめ

ネジの嫌気性緩み止め剤の、種類・特長・使い方は、おおまかに理解いただけたでしょうか?

薬剤・ケミカル系のものは、プロが使用するイメージがあって、敷居が高く感じますが、ネジの緩み止め剤に関しては、塗って、ネジを締めるだけという非常に簡単なものです。

入手性も良くて、普通にホームセンターに売っています。ホームセンターでは、ネジ売り場か、接着剤売り場にありますので探してみてください。

ホームセンターのネジロック

ネジが緩んできて、いつも増し締めしなければならないとか、緩んでしまうと、ネジにアクセスしにくくて増し締めするのが非常に面倒くさいとか、そういう箇所には絶対に、お勧めです。結構、気づかないうちに緩んでいるものです。メンテナンスの際に、ちょっとひと手間加えておくだけで安心感が増します。

そんなこんなで、自分は、重宝しているネジの緩み止め剤の記事を書いてみました。

一家に一本オススメです。あっ、その際は、容量は一番少ないものを買ってくださいね。商売でなければ、少量しか使わないので。

んじゃ、今回も、これにて終わりです。

 

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