今回は、純正よりも安く、ピッタリの希望サイズに、自動車用フロアマット・カーマットを特注する方法をご紹介します。費用でいうと、
17,500円~22,500円(セダン・ワゴンLLサイズの税込価格)です。
5ナンバー車とかだったら、さらに4500円ほど安くなります。また、価格に幅があるのは、カーマットに使用する生地が色々と選べるからです。この価格で、オーダーメイドできるんです。魅力的じゃないですか?
自分がオーダーしたのは、アルファロメオ ジュリアのカーマットなのですが、純正品は、フロアに対して小さくて不評なうえに、価格は、安い方で35,200円します。ならば特注して気に入ったの作ってもらえばいいじゃん!っということで特注・オーダーに踏み切りました。
それでは、さっそく、その方法をご紹介してきます。
特注カーマットはここに注文した
自分が今回、特注カーマットを、お願いしたのは、かーまっと工房というサイトです。他のサイトでも特注ができるところもあったのですが、価格や納期の比較をして、ここでお願いすることにしました。
特注にあたり、まずはじめにしたことは、マットの生地を選ぶこと。カーマット工房では、
- スタンダードデザイン
- カービングデザイン
- ハイグレードデザイン
の3グレード構成になっています。それぞれの、グレードに色・模様などの種類があるので、トータルだと、約30種の中から悩むことになります。
かーまっと工房では、6cm角のサンプル生地を無料で取り寄せできます。色はグレー系に決めていたので、その中から、3種類をピックアップしてサンプルを依頼。約3日ほどで届きました。同じグレー系でも、毛足の長さや色の濃さによって、だいぶ見た目が違うので、イメージにあったものを良く考えて、ハイグレードデザインのウォームグレーを選びました。
カーマット特注用の型紙を作る
カーマットを特注するには、型紙を作る必要があります。(販売台数の多い車種や、すでに作った実績のある車種に関しては、型紙がある可能性もあるので問い合わせてみてください。)ここが一番、大変な作業ですが、自分のこだわりを入れ込める作業でもあります。世の中にオンリーワンのものを作るために工程なので楽しんでいきましょう!
作業で必要なものは、模造紙・マジック・ハサミと、マスキングテープです。型紙にするのは、チラシとかでもいいそうですが、余計な文字や模様があると、マーキングした個所が分かりにくいし、100円ショップで、キレイな模造紙が買えるので用意しておきましょう。マスキングテープは、模造紙の大きさが足りない時のための、つなぎテープなのでセロハンテープとかでもOKです。
んじゃ、型をとっていきます。
ペダル類があって1番めんどくさい運転席を例にとって進めてみます。まず運転式のシートを1番後ろまで移動して、フロアマットを敷きたい部分よりも、やや大きめに模造紙を敷き詰めます。模造紙1枚で充分なサイズだと思います。
敷き詰めた模造紙に爪で、作りたいカーマットの形状を縁取っていきます。
この際に、フットレストなどの平面でない部分は、模造紙をハサミでカットしながら、形状を出していきます。
カーマットの形状が、爪の跡で縁取れたら、模造紙を車から出して、爪でつけた跡をマジックでトレースしていきます。直線部分は、できるだけ定規などを使用して、まっすぐキレイにトーレスします。床に置いてみて、キレイな満足いく形状であったら、マジックのラインをハサミで切り出していきます。
これで、マットの形状ができました。車内にもどして敷いてみます。これで問題がなければOKです。形状に不満がある場合は、修正します。切り過ぎてしまった場合は、テープで小さく切った模造紙をつないで、再度形状を作り直します。この方法なら、少しづつ修正できるので失敗がありません。
形状が決定したら、マットのズレ防止用のマジックテープの位置を型紙に記入します。ジュリアは、マジックテープでしたが、フックホールでも対応可能です。
あとは、ヒールパッドも無料で取り付けることができます。ヒールパッドのサイズは、横21㎝×縦17㎝の既成サイズとなるとの事です。ですので、そのサイズ通りに位置を指定します。
この要領で、助手席・後部座席の型紙を作っていきます。
後部座席の足元のマット形状は、左右対称なので片側だけ作って、裏表で共用してもらうことにしました。裏表でどっちの面が右なのか、左なのか、しっかりと明記しておきます。ジュリアはFRなのでセンターが出っ張ってます。なので、こんな大きさになりました。
これで、型紙ができました。あとは、かーまっと工房に発注すればOKなのですが、サイトの構成が良く分かりにくいので、自分が辿った手順を書いておきます。
- 問い合わせフォームまたは、特注カーマットお見積り依頼フォームから問い合わせ。⇒型紙を送る旨を、内容に記載
- かーまっと工房から型紙の送付先の案内がくる。
- かーまっと工房に、型紙を送付する。
- かーまっと工房から、正式な見積もりが送られてくるので、正式発注をする。
- 支払い(銀行振り込みの場合)その他に代引きも選択できます。
- だいたい10日間ほどで、手元に届く。
といった手順となります。支払い方法とかには、差異はあると思いますが、他のお店でも同様の手順になるかと思います。
あとは、待つのみ!
特注のカーマット出来上がりました
正式発注から、1週間ほどで届きました。予定通りの22,500円。正式な見積もりをとらなくても目安金額通りでした。
届いたカーマットは、こんな感じです。型紙通りにバッチリです。型紙をハサミでカットしたので、多少ガジガジになってしまっていましたが、修正してくれています。
車内に敷いてみました。サンプルもらって、合わせていたので、色目も想定通り!。大きさも問題なし。
ハイグレードを選んで正解でした。厚みも厚く、フカフカな感じです。裏面も滑り止め加工がされていてズレません。この部分は、純正品よりも優れていると思います。
カーマットを特注してみた、まとめ。
今回は、純正品が気に入らない+特注したほうが価格が安いという2点から、カーマットのオーダーメイドをしてみました。オーダーメイドって言葉いいですよね。世界に1個的な雰囲気も出ますし、言葉だけなら特別感もあります。
まあ、型紙を作らなければならないとか、めんどくさい事もありましたが、それも2時間位の作業なので、お茶飲みながら作業すれば、たいした事ありません。その対価として、気に入ったものが手に入ります。自分は、今回のオーダーメイドした事を大正解だったと思います。
自分の場合は、かーまっと工房というところで、お願いしましたが、他にも色々と特注しているところも有るみたいです。生地に拘りたいなら、有名なKAROでも、やってるみたいです。ただ、価格が最低でも4万~となります。
良くしらべてみて比較してみるのもいいかと思います。とにかく、好きな車の事なんで何事も楽しんでいきましょう。
今回の記事も、これにて終了!
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