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欧州車の窓枠(モール)のシミ・白サビをキレイにして、長持ちさせる方法

窓枠の白サビ除去_アイキャッチ

 

欧州車乗りの、永遠の悩みである、窓枠(アルミモール)のシミや白錆び・水垢汚れ。知らない間に、白いポチポチだらけになっていて、何か、車が古くなったように感じますよね。

自分のアルファロメオも、例にもれず、段々と汚くなってきて、車に乗り込む度に、何とかしないと!と思いつつも放置してしまっていました。

アルミモールのシミは放置すればするほど、対処が面倒くさくなるので、頑張ってキレイにする事にしました。

という事で、この記事では、

  • 白シミが発生する原因
  • アルミモールをキレイにする方法
  • それを長持ちさせる方法

を書いていこうと思います。

 

対処するには原因を知っておかないと!

 

欧州車の窓枠は、アルミでできている事が多いです。なので、アルミモールとか言われます。

詳しく書くと、純アルミではなく、アルミ合金なのですが、これに、耐食性と硬度を上げるためのアルマイト処理がされています。

日本車の場合、メッキモールだったり樹脂だったりするので、基本的に組成が違います。

聞いた話によると、ヨーロッパでは環境に厳しいので、有害な物質を排出する可能性のあるメッキは避ける傾向にあるとの事で、アルミが採用されたようです。

 

 

でっ、このアルミなのですが、イメージには無いかもしれませんが、錆びます。鉄のように赤サビではなく、白錆びが発生します。

これが、アルミモールのシミの原因なのです。

アルミが、サビると、目に見えない微細な穴があいてしまいます。そのため、コンパウンドで磨いたくらいでは、キレイにならないのです。

アルミにするくらいなら、ステンレスにしてくれればいいのにって思いますが、アルミは軽いし加工もしやすいし、コスト的な問題もあるのでしょうね。

 

アルミモールをキレイにする方法

 

アルミモールのシミの原因が分かったところで、本題の対処方法です。

現状の窓枠アルミモールは、腐食によって、微細な穴があいてしまっている状態です。なので、対処としては、腐食してしまった表面を削りとるしかありません。

サビを削り取るには、サンディングスポンジや耐水ペーパーなどを使用して研磨するという手段があります。

ただ、色んな番手が必要だったり、別途でコーティング剤も揃えなければならなかったり、めんどうです。

自分も色々とネットで検索しましたが、結局、必要なものがセットになった、ホルツの【白サビ除去&コート】を使用することとしました。

 

ホルツ 白サビ除去&コート

 

この記事を参考に、別々で用意できるようであれば、セットを購入する必要はありません。ちょっと高いですしね。

という事で、憎き白錆びに対峙していきます。

 

ホルツ 白サビ除去&コートの内容

今回使用した、ホルツの白サビ除去&コートの内容を記載しておきます。別々にそろえる方のためにも参考になると思います。

 

ホルツ 白サビ除去&コート_セット内容

 

セット内容

  • サンドブロック(320番・600番・1200番・3500番)
  • マスキングテープ
  • コート剤(高濃度可撓性レジン)
  • コーティングスポンジ

こんな感じです。別々に入手しようと思ったら、高濃度可撓性レジンがネックですかね。他は、ホムセンで入手可能です。

それでは、手順を紹介します。

 

白サビ除去&コートの使用手順

白サビの除去は、除去しただけで終わりではありません。除去した時から、またサビ始めますから。

しっかりとコーティングして再発を防止することが重要です。今回使用している、白サビ除去&コートは、約半年の保護ができるとの事なので期待したいと思います。

では、順をおって手順を紹介します。

 

step
1
マスキングします。

白サビ除去は、白サビを削りとる作業です。なので、削り取っちゃいけない部分に、しっかりとマスキングします。

 

 

step
2
研磨します。

付属のサンドブロックで研磨していきます。サンドブロックは4面で番手が違う構造になっています。これ便利!。使用する番手の目安は写真の通り。

どの段階か分からない場合は、番手の低いものから使ってくださいって書いてあります。

 

320番_ひどく劣化した状態に使用

600番_白サビ進行状態に使用

1200番_白サビ初期状態に使用

3500番_最終仕上げに使用

使う番手が決まったら、研磨開始です。説明書では、サンドブロックを濡らしながら~と書いてありましたが、自分は霧吹きで水をかけながら作業を行いました。

 

 

今回の場合は、600番から使用しました。320番を使うのは、結構ひどい場合かと思います。

600番である程度キレイになったら、段々と番手を上げて、最終的には、3500番で表面を仕上げます。

 

 

step
3
良く乾かします。

ここまでの作業時間は、アルファロメオ ジュリアで30分程度かかりました。まあまあキレイになったなと思ったら、その程度で妥協しましょう。

このあと。コーティングをかけるので、目立たなくなります。あまり削りすぎても精神衛生上良くありませんので。

この段階まできたら、余分な水をふき取り、良く乾かします。

 

 

step
4
コート剤を塗ります。

最終手順のコーティングですが、ここ注意点が多いです。説明書の通り書くと、

  1. コーティングの作業時間の目安はモール片側60秒程度で仕上げてください。
  2. 何度も塗り直したり時間をかけてしまうとスジムラの原因になります。
  3. 対象部分以外に付着した場合は素早く拭き取ってください。

時間制限に、塗り方の注意。なんか、ハードル高く感じます。ただやってみると、大した事ないので安心してください。

 

コート剤を、スポンジの柔らかい面に適量とります。「あれっ?瓶を振っても出てこないや」と一瞬思いますが、少量でてます。あまり出しすぎると収拾がつかなくなるので、注意してください。

 

 

同一方向に塗り伸ばします。一筆書きの感じで、できる限り戻らないようにしてください。戻ったり重ね塗りするとムラの原因になります。

 

 

塗れたら、マスキングテープを剥がします。指触乾燥まで、1時間。完全乾燥までに24時間かかります。この間は、擦ったり、水に濡れたりしてはダメなので、先々の天気にも注意です。

これで作業は完了です。あの、シミだらけだったモールが、ここまでキレイになりました。

 

 

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まとめ

 

気になっていた、鱗汚れがキレイになりました!。やっぱりキレイになるって嬉しいですね。車も少しだけ新しくなった気がします。

耐久性は、まだ未知数ですが、簡単だったし、ホルツの白サビ除去&コートを使って正解だったかなと思います。コート剤は、結構たっぷり入っているので、まだまだ残っています。

なので、また汚くなったら、次はサンディングスポンジだけ購入して、再施工したいと思います。

今回、施工してみて感じたのは、鱗状の白サビが発生したら、早く対処すること。それに、コート剤が完全乾燥するまでに24時間かかるので、先々の天気を気にしておくことが重要かと思います。

という事で、欧州車の敵。窓枠アルミモールの白サビを退治するという記事でした。では、また。

 

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