オートオークション出品票の見方_アイキャッチ

オートオークションの出品票の見方を詳しく説明

 

出品票は、オートオークションに出品された車の状態を端的に知るためのツールです。

各オークション会場の検査員が、出品者とは異なる、第3者的な目で、出品された車を評価したものなので、ある程度の信頼がおける資料となります。

オークション会場によって、出品票のフォーマット・評価基準・表記の方法など異なる部分はありますが、似たような書き方なので、基本さえ理解できれば、読み解けると思います。

出品票は、会場で撮影した、出品車の斜め前方と後方からの写真がセットになっています。

それでは、出品票に何が、どのように記載されているのか説明します。

 

出品票に記載されている項目

出品票は、こんな感じです。下の画像は、サンプルで作成した架空のものですので雰囲気だけ見てください。

オートオークション出品票

ここに、出品された車の状態が記載されています。検査員によって、書き方のクセがありますが、記号は共通しています。

 

各項目別に記載内容を説明していきます。

出品票の各項目

1)出品番号

その週に行われるオークションの出品整理番号になります。オークション代行業者を使用する場合、出品車両特定のために使用します。

2)車歴

自家用・レンタカーなどの使用されてきた状況が分かります。レンタカーで使用されていた場合は、メーカー保証が効かなかったり、車検の期間が違っていたりします。落札価格は安くなる傾向にあります。

3)車名・グレード

グレードによって装備が大きく違う車種もあります。落札価格も変わるので、入札時は注意してください。

4)走行距離

走行距離改ざん車マーク・メーター交換車マーク・走行距離不明車マークの入っている車両は、回避した方が無難です。記入されている走行距離が「走行距離管理システム」のチェック対象となります。

5)外色

コーションプレートに記載された色番号と異なる車色の場合は、色替えとなります。色替え車は、できるかぎり回避したほうが良いです。

6)燃料種別

ガソリン。軽油・EVなど使用燃料の種別です。

7)評価点

評価点・内装補助評価点は、車両の状態を見る指標になります。入札を検討する場合、4.5点以上のものが良いかと思います。評価点の見方は、別の項で説明します。

8)装備品

ここには、メーカー純正の装備品のみ記載が可能です。社外のカーナビなどは記載できません。

SR→サンルーフ 純AW→純正アルミホイル PS→パワステ PW→パワーウィンドウ カワ→レザーシート TV→純正テレビ ナビ→純正ナビ エアB→エアバッグ の略です。

9)セールスポイント

装備品の項目以外の純正装備品や、社外パーツの装備状態・車体の特徴をセールスポイントとして記載しています。社外ナビやオーディオなどが記載されています。

10)登録No.・車体No.

車検証に記載されている、車体の識別番号が記載されています。走行距離管理システムや事故歴の有無などのチェック対象としても使用されます。

11)注意事項

注意事項という項目ですが、保証書とかスペアキーが後送とか、セールスポイントの補足がメインになります。

12)検査員報告

検査員の主観のコメントです。傷が目立つ部分や、修正箇所などが書いてあります。

13)キズなどの車体外装の状況

車体のどの部分に、どの程度の傷・凹み・ヒビなどがあるかを、記号を使って表したものです。記号の詳細は別の項で説明します。タイヤの絵の中の数字は、残り溝を表記しています。

 

評価点の基準

出品票に記載されている評価点は、以下の基準で評価されています。

評価点および評価基準表

評価点走行
距離
内装補助
評価
内外装の程度
10,000㎞
以内
  • ほとんど無傷、無補修
  • 初度登録12ヶ月未満
30,000㎞
以内
  • ほとんど無傷、無補修で加修の必要がないもの
  • エンジンおよび足回り関係が良好
  • 初度登録36ヶ月未満
60,000㎞
以内
  • 目立たないキズ、凹みはあるものの、内外装ともほとんど加修の必要がないもの
  • 外装部品の交換のないもの
  • エンジンおよび足回り関係が良好
4.5100,000㎞
以内
  • 内外装とも軽微な補修をすることにより5点に準ずるもの
150,000㎞
以内
  • 目立つ傷、凹、錆、焦げ、破れが少々あり加修が必要とおもわれるもの
3.5150,000㎞
以内
  • 大小の板金や加修を必要とするところが数ヶ所あるもの
  • 多少の焦げ穴、破れ等があるもの
  • 全補修、交換、張り替えを必要とするもの
  • 商品価値が低いもの・粗悪車
改造車・災害車(塩害・雹害・冠水車など)、粗悪車、競技車(ラリー・ダートラなど)
修復歴者
×評価外(極端な低年式・レプリカ・クラシックカーなど)

内装補助評価

評価点評価基準
Aランク

加修の必要がない、または必要性のないもの

  • 目立たない小さな破れ・軽い焦げ・または簡単に取れる汚れ等が、全部で2~3か所までのもの
Bランク

軽微な加修を必要とするもの

  • 破れ・焦げ・擦れ・ビス穴が数か所あるもの
  • 焦げ穴・ダッシュボードのウキがあるもの
  • 簡単に取れる汚れがあるもの
Cランク

加修を必要とするもの、または不具合内容が商品価値を下げるもの

  • 焦げ・焦げ穴・擦れ・破れ・目立つビス穴・ダッシュボードのウキ、ヒビ割れ等が多数あるもの
  • 全体に汚れがあるもの
Dランク

大きな加修を必要とするもの

  • 多数の焦げ穴・破れ等があるもの
  • ダッシュボードの大きく変形したもの
  • ひどい汚れがあるもの
Eランク

全体に大きな加修を必要とするもの

  • ダッシュボード等に目立つ大きなヒビ割れや、加工跡があるもの
  • 内装、シート等にひどい汚れ、破れまたはヘタリ等のあるもの
  • 室内に強い異臭があるもの

この基準は、オートオークション最大手のUSSの基準から引用したものです。

検査員が、この基準を元に評価を行います。ただ、それぞれの検査員が、それぞれの主観をもって評価を行うので、基準にバラツキがあるのは事実です。

冒頭に、ある程度の信頼がおける資料と書いたのは、そのためです。同じ評価点であっても、想像以上にキレイなものがあったり、逆に、これで5点をつけるの?というくらい汚いものもあります。

そのため、オークション代行業者にお願いする時は、下見の依頼をしておいたほうが安心材料にはなります。

 

車体外装の程度を表す記号

出品票に書かれた車の展開図には、外装の傷や凹み・修復痕やパーツの交換歴などが記号を用いて表記されています。オークション会場によって、若干の差異はありますが、基本的には、下記のような表記となります。瑕疵の分類と程度の組み合わせで記号が決まってきます。

 

瑕疵の分類記号程度
キズ大きさが親指の爪くらいまでのキズ
A1大きさがコブシ大くらいまでのキズ
A2大きさが手のひら大2個くらいまでのキズ
A3記を超えるキズ
エクボ極小の凹凸(エクボ)
ヘコミU1大きさが親指付け根くらいまでの凹凸
U2大きさが手のひら大くらいまでの凹凸
U3上記を超える凹凸
サビ・腐食S1・C1大きさが親指付け根くらいまでのサビ・腐食
S2・C2大きさが手のひら大くらいまでのサビ・腐食
S3・C3上記を超えるサビ・腐食
割れY1大きさが親指付け根くらいまでのヒビ・割れ
Y2大きさが手のひら大くらいまでのヒビ・割れ
Y3上記を超えるヒビ・割れ
補修W1仕上げの状態の良いもの
W2多少のパテ目、波があるが補修状態の良いもの
W3ムラ・ボケ等があり補修状態の良くないもの
その他XX交換済み

 

まとめ

以上が、オートオークションの出品票に記載されている主な内容となります。

何度も書きますが、この評価には、検査員の主観が入ります。全て統一的な評価ではない事を理解しておく事が必要です。

個人で、オートオークションに参加する場合、オークション代行業者を介しての入札となります。信頼できるオークション代行業者を選んでおけば、下見もしてくれますし、車両の状態に関するサポートもしてくれるはずです。

出品票は、車両の状態を知る上で重要なファクターとなる事は間違いありません。ただ、信頼しすぎませんようご注意ください。

 

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