coro-sukeは、かれこれ十数年アクサダイレクトの自動車保険に加入しています。今回は、そのアクサダイレクトの自動車保険にセットできる、ファミリーバイク特約について書いてみたいと思います。
この記事は、こんな方におすすめ
- アクサダイレクトのファミリーバイク特約の金額・内容を知りたい方
- 普通のバイク保険と、ファミリーバイク特約で迷っている方
- 家族所有も含め、複数台の125㏄以下のバイクを保有している方
一般的にお得と言われる、ファミリーバイク特約ですが本当に得なのでしょうか?長年加入していながら、いまさら疑問に思いました。ネットで調べてもなかなか明確な記事がないので色々とアクサにも聞いてみてまとめました。
他の会社のファミリーバイク特約を良く知らないので、あくまでアクサ特化型の記事となりますのでご了承ください。
ファミリーバイク特約って何?
ファミリーバイク特約は、125㏄以下のバイクに適用できる保険です。自動車保険のセット保険なので単独で加入することはできません。色々と条件があるので、保険料は安く抑えられています。
自分が加入したきっかけは、400㏄のネイキッドバイクから125㏄のオフロードバイクに乗り換えた時に、自動車保険にセットできる事を知ったからです。400㏄バイクでは、単独でバイク保険に入らなければならなかったので、結構な金額を払っていました。なので一気に安くなった印象があります。その後、何の疑いもなく安いものだと思い続けてこれまで加入し続けてきました。
内容を詳しく知るために、ファミリーバイク特約の詳しい内容をアクサダイレクトのHPから引用しました。
記名被保険者、その配偶者またはこれらの同居の親族もしくは別居の未婚の子が原動機付自転車(借用車を含みます)を運転中に起こした対人・対物・自損傷害事故について保険金をお支払いします。
※原動機付自転車とは、道路運送車両法で定める「原動機付自転車(原動機の総排気量が125cc以下または定格出力が1.00キロワット以下の二輪車や原動機の排気量が50cc以下または定格出力が0.6キロワット以下の三輪以上の車両など)」をいいます。
お支払いする保険金
・対人事故
対人賠償保険から保険金をお支払いします。お支払いする保険金の種類や保険金額は主契約と同じです。
・対物事故
対物賠償保険から保険金をお支払いします。お支払いする保険金の種類や保険金額は主契約と同じです。
・自損傷害事故
自損事故保険から保険金をお支払いします。お支払いする保険金の種類や保険金額は主契約と同じです。
なお、主契約に人身傷害補償特約がセットされている場合であっても、人身傷害補償特約から保険金は支払われません。アクサダイレクトHPより引用
との事です。よく分からないので、かみ砕きますと、
適応される車両は?
- 排気量125㏄以下の2輪車(電動の場合、定格出力1.00キロワット以下)
- 排気量50㏄以下の3輪以上の車両(電動の場合、定格出力0.6キロワット以下)
適応される範囲は?
- 自動車保険加入者本人
- 加入者の配偶者(妻または夫)
- 同居の親族
- 別居しているが未婚の子供
主たる自動車保険に年齢制限が付いていても、ファミリーバイク特約には関係ないようです。
対応する事故と補償内容は?
- 対人事故 → 対人賠償保険
- 対物事故 → 対物賠償保険
- 自損傷害事故 → 自損事故保険
対人と対物は、事故を起こしたときに相手方に支払われる保険金です。保険の内容は、主たる自動車保険の内容と同じなので安心です。ここで問題になるのが、事故で搭乗者が傷害を負った場合の補償です。アクサの場合、自損事故保険の一択です。
自損事故保険で、補償されるのは、その名の通り自損事故だけです。例えば、壁に突っ込んだとか崖から落ちたとか、相手がいない場合に限られます。アクサのHPの引用にもあるように人身傷害補償特約は適用されないので、相手のある事故の場合は適用されないって事です。
他の保険会社では、ファミリーバイク特約でも、自損事故タイプと人身事故タイプが選べるようですが、アクサにはその選択肢すらありませんでした。これまで加入してきて、真剣に検証したことがなかったので、今まで知りませんでした。
ファミリーバイク特約の良い点・悪い点
ファミリーバイク特約の良い点
アクサのファミリーバイク特約には補償内容が薄い部分がありましたが、良い点もありますのでまとめてみます。
保険料が安い→実際いくら?
自動車保険の金額にプラス、
ファミリーバイク特約の金額
9,290円~9,350円/年間
くらいの金額だと思います。だいたい1万円以下で、任意保険に入れると思えば安いのではないでしょうか?。自動車保険の等級に関係なく、大体この位です。
何台所有してても大丈夫
バイク保険であれば、特定の車両に対して保険をかける事になります。これに対しファミリーバイク特約は、保険加入時も車両を登録することすらありません。ですので、複数台所有していても、それがすべて125㏄以下であれば補償の対象になります。また家族が所有しているバイクや借りものもバイクも補償範囲になります。
ただ、ピザの配達のバイトで、バイクを使う等、業務使用の場合は補償外になるようなので確認が必要です。
事故を起こしても等級が下がらない
基本的な考え方として、自動車保険と切り離されているようです。そのため、バイクで保険を使っても、自動車保険の等級に影響を及ぼす事がありません。
あとは、年齢制限がないので、保険料がどうしても高くなる18歳とかには有利になるくらいでしょうか。自分はかなり前に、そんな年齢とは関係なくなりましたが。
ファミリーバイク特約の悪い点
調べてるうちに色々と出てきました。悪い点。
本当に安いの?
自分が加入した当時、400㏄のバイク保険からファミリーバイク特約に変更したので、かなり安くなったように感じました。でも本当に安いのか分からなくなりました。
例えば、125㏄のバイクで、単独のバイク保険に入った場合を検証してみます。初めて保険に加入するという条件(等級がまっさら)で計算すると、
アクサバイク保険の金額
年齢制限なしで、約4万8千円
21未満不担保で、約2万6千円
アクサのバイク保険の場合、全年齢か、21歳以上かの2つの選択肢しかありませんでした。色んな条件で金額は変わるようですが、大まかには、こんな金額となります。
ただ、これは無事故を継続した場合、どんどん安くなります。なので、おそらく加入年数を重ねるたびに、ファミリーバイク特約との差がなくなってくるものと思います。補償内容も充実させることができますので、バイク保険の方が良いように見えてきました。
自分も含め、何年も、継続してバイクに乗る人にとっては本当に安いのか微妙になりました。
付帯サービスは使用できない
アクサの場合、メインの付帯サービスはアクサプレミアムロードサービスですが、これは使用できません。そのため、以下のサービスは受けれらなくなります。ガス欠や故障の時も駆けつけてくれません。ちなみに普通のバイク保険には付帯します。
- ロードサイドサービス
- レッカーサービス
- 修理後車両輸送・引取り費用サービス
- 宿泊・帰宅・ペット宿泊費用サービス
などなど、普通のバイク保険の方が良いかなと思う部分も多くあります。ファミリーバイク特約では年数重ねても安くなりませんしね。
結局のところのまとめ
この記事を書き始めて、色々と調べているうちに、もっと早く知っておけば良かったと思う事も多々ありました。例えば、普通のバイク保険の等級が上がれば、価格差もそんなになくなるとか。
自分の場合、125㏄以下であればファミリーバイク特約が使えて保険料が安い、という考えがあったので250㏄のバイクを避ける方向にありました。本当は250㏄位のバイクには乗りたいなと思いつつ、そんな考えに縛られていたかと思うと損した気分にもなります。その反面、原付を複数台抱えていた期間もあり、ファミリーバイク特約の恩恵も受けられてた部分もありました。
また、バイクを買い替える度に、保険会社に連絡して契約変更する手間もなかったのも、めんどくさがりやの自分にとっては、良かったことかなと思います。
皆さんも、色んな使用環境、条件があるかと思います。少しでも参考にしていただき、お得な選択をしていただければ良いかなと思います。あと、あくまで、自分で調べた内容なので間違いがあるかもしれません。不明点は各保険会社に確認してください。
今回の記事はこれにて完了です。
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