※当ページのリンクには、一部広告が含まれています。

道の駅『和紙の里 ひがしちちぶ(東秩父)』へ行こう!

道の駅ひがしちちぶ_アイキャッチ

ドライブに行こう!今回の記事は、埼玉県秩父郡東秩父村にある【道の駅 和紙の里ひがしちちぶ】のご紹介です。

東秩父村は、埼玉県唯一の村らしいです。

  • 紙漉き体験が気軽にできる。
  • 江戸時代の紙漉き家屋の歴史に触れる事ができる。
  • フードコートが、とにかく楽しい。お買い物スポットも充実。

山間の、とても自然豊かな環境にあって、秩父方面にドライブに出かけた際には、立ち寄って損なし!オススメのスポットです。

自分は、時間が空いてしまったための、期待薄での訪問でしたが、予想を大きく上回る施設の充実ぶり。その上、なんと言っても晴天下の山の風景は、たまらないものがありました。

ちょっと風が強かったですけどね。では、レポートはじめます。

『和紙の里 ひがしちちぶ(東秩父)』概要

和紙の里というだけあって、中心テーマにあるのは、和紙です!

東秩父村では、1300年もの伝統を持つ、手漉き和紙『細川紙』が有名で、その技術は、国重要無形文化財に、製作用具と製品は国重要有形民俗文化財に指定されているとの事でした。

そのため、手漉き和紙の体験ができたり、お土産品に和紙の小物があったり、昔の紙漉き家屋の見学ができたり、和紙にちなんだ物が多いのが特徴です。

所在地:〒355-0375 埼玉県秩父郡東秩父村御堂441

電話番号:0493-82-1710

営業時間:9:00 ~17:30(主要スポットは16時くらいまで)要問合せ

施設は、伝統的建築の8棟の建物で構成されていて、お食事処、おみやげ品屋さん、農産物直売所、研修施設、フードコートまであります。真ん中には、結構、大きな中庭(広場)があって、イベントなども行われるようです。

和紙の里_施設マップ

訪問時は残念ながら、イベントはありませんでしたが、キレイに整備された日本庭園は美しいものでした。

和紙の里ひがしちちぶの中庭

バス停

バスでのアクセスも充実していて、寄居方面・小川町方面からの乗り換えバスターミナルにもなっているようです。

建物は、和紙漉きの道具である簀桁をモチーフに作られた立派なもの。小川町駅からは、20分ほどで来れるとの事です。

和紙の里バスターミナル

ハイキングコースの入り口にもなっているので、バスで来て、ハイキングに向かう方もいるみたいです。

駐車場・バイク・駐輪場

駐車場のトータル台数は、132台ですが、道の駅の目の前は、40台ほどしか停められません。

その他は、道を挟んだところに砂利の駐車場が点々とあります。

駐車場に入る時の注意点:入口が分かりにくいので、入口前では、徐行していきましょう。

バイクは、30台ほどは停められると思います。ここにどうぞという、指定の場所は無いようですが、なんとなくバイクが集まる場所があるので、みなさん、そこに停めています。

バイクの駐車スペース

サイクリストにも優しい道の駅です。サイクルスタンドが、かなりの台数分用意されています。

サイクルスタンド

観光施設

和紙の里ひがしちちぶには、研修施設など地元の方が公民館的に使用する施設もあるので、観光目的の施設だけご紹介します。

お買い物

買い物スポットは、農産物直売所と、おみやげが買える、和紙の里特産品販売所があります。

普通の道の駅だと、農産物とおみやげ品が併売されている所が多い中、別々のショップがあるのは、ポイント高しです。

では、農産物直売所から、ご紹介。

農産物直売所

直売所_正面

駐車場から、道の駅に向かうと1番最初にある建物が、農産物直売所です。地元の(地元じゃないものも有り)新鮮な野菜や米を販売しています。

店内の様子

 

店内の様子_2

 

道の駅としては、良くみかけるタイプの直売所スタイルです。

訪問した日は、祝日だったため、外でも果物を販売していて、賑わってました。

売っているのが、なぜかバナナひと房売りとかでしたけど。あと、人気のメダカも充実してます。

続きまして、おみやげ品屋さんをご紹介。

特産品販売所 和紙みやげ「かみわざ」

和紙の小物と、おみやげ品のお菓子を売ってるのが、特産品販売所です。

特産品販売所_外観

色んな模様の和紙も売っているので、ランチョンマットに使ったり、ランプシェードをDIYしたり色んな使い方ができます。

小物に関しては、屏風や、壁掛けなど無難なものもありますが、オススメは、和紙で作った造花!。

造花と言えば、普通は、切り花的なものが多いですが、こちらで販売しているのは、鉢植えのもの。しかも、花の種類がドクダミという独特なセンス。写真は撮り忘れましたが、キレイに良くできています。

あと、このお店の1番のポイントは、小物がどれも安いこと。おみやげ品は高価というイメージが覆ります。もう少し、商売っけを出しても良いかと思うくらいです。

お食事

メインのお食事スポットは、『食事処すきふね』になります。店内でゆっくりと食事をしたいのなら、すきふね一択になります。

古風な建物の中で、砂利敷きの中庭を見ながら、手打ちそば・うどんを楽しめるようです。訪問時は、残念ながら結構な人数が並んでいたため断念。

もう一方のお食事スポットである、フードコートを利用する事にしました。でも、これ正解だったかもしれません。では、少し詳しくご紹介します。

食事処すきふね

ごめんなさい。書いた通り、ここで食事していないので、外観の写真のみとなります。公式HPの写真から判断するに、天付うどん、天ぷらそばが、推しのメニューなようです。

ちなみに、天付そば:900円 天付うどん:800円 天ぷらうどん:700円。そんな感じの値ごろ感のお店です。

食事処すきふね_外観

ご覧の通り、結構な人数がならんでいます。帰る時に、もう1回見てみたら、人はならんでなかったですが、どうやら、すでに閉店しているようでした。確認したところ閉店時間が、15時半とのこと。早いので注意です。

フードコート

食事するなら、こちらが本命かもしれません。フードコートというと、ショッピングモールのそれを思い浮かべますが、かけ離れたイメージです。どちらかと言うと、ビアガーデン的な感じ?。

色んなお店から少しずつ選んで、晴れていれば、空の下で食べる事ができます。

訪問時も、かなりの賑わいでした。その状況がこちら。

フードコート

見るからに、楽しい雰囲気満点です。このフードコートには、以下のようなお店があります。

フードコートの店舗

  • めん処みはらし:うどん・そば・だんご
  • さとやま工房:おやき・味噌ポテト・コロッケ
  • ラーメン彩佐屋:ラーメン・餃子
  • カフェ一休:コーヒー・たこ焼き
  • 食事処田中屋:からあげ・ソフトクリーム
  • イワナ屋:イワナの塩焼
  • ラーメンあや:ラーメン
  • 笠山だんご:だんご、大判焼き

どれも魅力的なお店で、イワナの塩焼きなんて、行列ができるほどの人気ぶりでした。

そんななかでも、特にひかれた、お店が2件あります。実に個人的なチョイスですが、レコメンドせずにはいられないので、詳しく紹介します。

1件目は、『みはらし』のうどん。フードコートを入った1番手前のお店で、串だんごも販売しています。

ここのうどんは、地粉を使った感じの、やや茶色身がかったもので、こしがあるのにモチモチ。自分は、冷たいぶっかけうどんの大盛で、山菜トッピング(ネギが苦手なのでネギ抜き)をしました。

つゆは、さっぱりとしてて、濃いめが好きな方には物足りないかもしれません。ただ、このうどんには最適な濃さに感じられ、大盛ながらツルツルっといけました。

みはらしのうどん

価格もこんな感じで、良心的なものです。生卵と天ぷら・山菜が同じ値段なのが謎ですが、トッピングも70円で追加できます。

みはらしのメニュー表

あとで、こっそり作業場を覗いたのですが、おばちゃん達がうどんを打ってました。完全なる手打ちです。事前に用意した機械打ちのうどんでは、この味はでませんもんね。食べてみて気に入ったら、お持ち帰り用のうどん・そばもあります。


オススメ2件目は、『さとやま工房』のおやきです。こちらのポイントは、JA埼玉中央東秩父の女性部が運営していること。

つまり地元の手料理が味わえるような感覚なんです。

おやきを中心に、天ぷらや、コロッケなんかもあります。詳しくは以下の通り。

さとやま工房_外観

写真では見にくいので書き出しておきます。

  • おやき(しゃくし菜・切干ミックス・おいもあんこ・きんぴらごぼう)各140円
  • コロッケ 1個 100円
  • みそポテト 1パック 220円
  • かてめし 1パック 220円
  • 天ぷら 1パック (小)150円 (大)300円
  • いももち 1パック 150円(土日祝祭日のみ)

ここからチョイスしたのは、おやきのしゃくし菜と、おいもあんこ。それに、いももち。

本当は、THE郷土料理のかてめしを選ぶべきなのかもしれませんが、この時すでに、うどんの大盛を食した後なので、飯物は避けました。

ちなみに、聞き慣れない『かてめし』は、その昔、米が希少だった時代に、かさを増すために、具材をまぜて作った、混ぜごはんのようなものです。かてめしの、かてとは、⇒糧で、めしは⇒飯の事だという事です。

で、購入した、おやきと、いももちに話を戻しますと、見た目は、こんな感じです。

おやきと言えば、長野が有名ですが、長野のものが、やや平べったいのに対して、秩父のものは、饅頭的な見た目です。

具材の、おいもあんこは、その名の通り、サツマイモとあんこの素晴らしいコラボです。あんの甘さは、すこぶる控えめながら、サツマイモの甘さで調和がとれています。

しゃくし菜の方は、秩父の代表的な菜っ葉である、しゃくし菜の炒めが、尋常じゃない量入っています。

長野の野沢菜に対して、秩父はしゃくし菜です。

おやきの中身の写真を撮ろうと思ってましたが、夢中で食べたので忘れました。

それと、もう一品のいももちです。1パック150円だったので、2個くらいかな?と思ってましたが、4個入ってました。安定のモチモチ感と塩味。ビールが欲しくなります。

この2件の他にも、魅力的なお店がありましたが、また今度の訪問時に行ってみたいと思います。1日では、食べきれません。

体験と見学

体験と見学も、和紙に関する事がメインです。

和紙製造所・紙すき家屋・ふるさと文化伝習館・そば打ち体験工房があります。

和紙製造所

和紙の手すき体験ができます。他の施設だと予約制で、当日いきなりというのが難しいですが、15名以内なら、予約不要で体験できます。訪問時も、たくさんのお子さんが体験していました。体験費用も、お手ごろです。

和紙作りの体験費用

  • 無地 1枚 300円
  • 模様あり(草花入り) 1枚 800円
  • 葉書(草花入り) 1組(10枚) 1,000円
  • 色紙(草花入り) 2枚 950円
  • ミニタペストリー(草花入り) 2枚 800円

細川紙 紙すき家屋

紙漉き家屋_外観

江戸時代の後期に立てられた、リアルな紙漉き家屋を移築したものです。県指定の有形民俗文化財に指定されています。

建物の前に立つと、茅葺屋根が立派に整えられていて、中に入ると、広い土間と、囲炉裏の煤で黒ずんだ太い梁に歴史を感じます。

土間内には、昔から使用されてきた、楮を煮るための窯や、紙漉き用の道具が並べられています。

訪問時は、運よく、以前の家屋の持ち主がいらして、お話を聞くことができました。今でも、たまに来ては紙漉きをしているとの事でした。漉いた和紙を乾燥させていました。

古い建築の中にも入れますし、その当時の生活まで垣間見える貴重な施設です。

ふるさと文化伝習館

東秩父の文化を伝えるための、博物館のような施設です。ここも和紙に関する資料や、地元の武士が奉納した刀などが展示されています。期間限定の展示もあるようです。

そば打ち体験工房

そば打ち工房は、メインの施設から少し離れた場所にあります。離れていると言っても、農産物特売所から、道を渡るとスグのところにあります。

そば打ち、うどん打ちの体験ができるようですが、要予約です。1組5人での予約が必要となります。打ったそば、うどんは天ぷら付きで食べる事ができます。

そば打ち体験:5人分で5,500円 うどん打ち体験:5人分で5,000円 ともに天ぷら付です。

体験と見学の施設も充実しています。

『和紙の里 ひがしちちぶ』の総評

という感じで、ショッピングも観光も非常に充実した道の駅だという事が、お分かり頂けたのではないでしょうか?行ってみたくなりましたか?

この道の駅なら、目的地として遊びに行っても良いほどだと思います。

家族みんなで行くのなら、紙漉き体験から始まり、紙漉き家屋の見学、フードコートで休憩をして、そば打ち体験で、お昼ご飯なんてプランはどうでしょうか?

周辺にも観光スポットは点在していますので、充実した1日が過ごせるのではないでしょうか。

ということで、今回のレポートは、道の駅 和紙の里 ひがしちちぶでした。では、楽しいドライブを!

\ 車とバイクを楽しむメディア /

関連広告

-道の駅